国文化財の旧藤武邸存続へ 平和グループ購入

平和グループが購入し、解体から一転、保存活用が決まった旧藤武邸=鹿児島市(砂田光紀さん提供)

 解体寸前だった貴重な文化財が、企業の粋な計らいで存続へ―。宮崎県や鹿児島県で設営、レンタル業を手がける平和グループ(松田真義社長)が今月、鹿児島市春日町の国登録有形文化財、旧藤武邸の土地建物を購入した。保存を求める市民の声を受けた形で、購入額は6億2千万円。運営は鹿児島市の市民団体に委託し、交流施設として活用していく。

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