台風13号接近 休校や避難所開設で対応 県内、大きな被害確認されず

台風13号の影響で雨が降る中、傘を差して足早に歩く人たち。宇都宮市内では夜まで断続的に雨が続いた。帰宅時間帯のJR宇都宮駅近くでは、足元に気をつけながら歩く姿があった=8日午後6時20分、宇都宮市駅前通り1丁目

 台風13号の影響で県内も8日、全域で雨に見舞われた。学校が下校時刻を早めたり、自治体が自主避難所を開設したりした。

 宇都宮地方気象台によると、午後8時半現在、1時間降水量は宇都宮と小山、真岡で12ミリを観測。大雨や土砂災害の警報は発令されなかった。

 県教委によると、県立学校24校と上三川町の小中学校が臨時休校になった。県立学校44校と、宇都宮や小山、那須塩原など20市町の公立小中学校で下校時刻を数時間早めた。

 宇都宮市や鹿沼市などは自主避難所を開設。佐野市では4カ所に4世帯4人が一時避難した。那須烏山市では烏山公民館に1世帯2人が身を寄せた。

 同気象台によると、9日の県内は明け方にかけて大気の状態が不安定になる。その後はくもりの予報で、場所によっては一時的に雨となる見込みという。

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