歴史の古い犬種ランキングトップ5!最古の歴史を持つ犬種やそれぞれの特徴をご紹介

歴史の古い犬種ランキングトップ5!

今回は、『歴史の古い犬種ランキング』のトップ5をご紹介します。それぞれの犬種の特徴などについても解説します。

1.サルーキ

世界最古の歴史を持つとされているのが、サルーキです。

『古代エジプトの墓からは、サルーキが存在したという証拠が発見された』とも言われており、これが世界最古の歴史を持つとされている最大の理由です。

サルーキの特徴は、細く長い手足を持つこと。「サイトハウンド」と呼ばれているように、優れた視力を活かした猟犬として活躍することができるのは、顔の側面に位置した広い視野を保つことができる目を持っているからです。

細く長い手足は、瞬発力を発揮した走りにも適しており、長距離を走ることも得意とします。細さからは想像できないほどの身体能力と運動量を持っているのです。

しかし一方で、サルーキの特徴である細長い手足は関節に炎症を起こしやすく、怪我を負ったり、痛みを伴ったりすることが多いとされています。

2.バセンジー

バセンジーは、古代エジプトの王朝の頃から人と暮らしてきたのではないかとされる、古い歴史を持つ犬種です。

コンゴ共和国原産の古代犬種とされ、視覚猟と嗅覚猟を同時に行うことができる、という特徴を持っています。

滅多に吠えることのない犬としても有名なのですが、繁殖期にはヨーデルのような鳴き声を出すとされています。また、感情表現をする時の鳴き声も変わっているんだとか。

ちなみに、バセンジーはあまり友好的な性格とは言えず、頑固者であり、内気な面もあり、独立心を持った犬です。しかし飼い主には甘えん坊な一面も持ち、従順でしつけやすいとされています。

小さな動くものを発見した時は、猟犬としての本能が刺激されることがあり、落ち着きのない一面を見せることもあるかもしれません。

3.シャーペイ

中国原産のシャーペイは、紀元前200年頃には存在していたのではないか、とされる古い歴史を持つ犬種です。

最初の記録は1200年代だったようなのですが、1949年頃の中国では「犬を飼うことは贅沢」とされ、飼い犬が処分されてしまったそうで、シャーペイの歴史は曖昧になってしまったようです。

シャーペイの特徴は、全身に独特な深いたるみのあるシワを持つことです。そのシワの下には、硬い筋肉が隠れており、闘犬として活躍する犬もいるんだとか。闘犬として活躍する犬は、シャーペイの特徴であるシワのおかげで、噛まれて押さえつけられる、ということがないのだそうです。

4.アフガンハウンド

アフガンハウンドは、その起源は紀元前5000年と言われる、古い歴史を持つ犬種です。

古代エジプトの記録には、紀元前3000年頃にはアフガンハウンドに似た犬がいた、とされるものが残っているようです。旧約聖書のノアの箱舟に乗せられた犬がアフガンハウンドだったのでは…という言い伝えもあります。

アフガニスタン原産の大型犬ですが、優れた視力と瞬発力のある走りで獲物を追いかける、獣猟犬としても有能な犬種です。最高時速は60kmとも言われています。

アフガンハウンドの外見の特徴は、美しく流れるような長毛です。そして、スタンダートな毛色はなく、全ての毛色が認められているというのも特徴のひとつです。

5.柴犬

日本を代表する古い歴史を持つ犬種と言えば、柴犬です。縄文時代から日本人と暮らしてきました。

柴犬が天然記念物に指定されたのは1936年で、ハイイロオオカミから分岐したとされています。

三角形の目、やや上がった目尻、小さめな耳、かたく荒めのオーバーコート、くるりと巻かれたしっぽが特徴です。そのしっぽには、「巻尾」「差尾」「太刀尾」「なぎたな尾」など、複数の呼び方があるのも特徴のひとつです。

日本のどの気候にも適応できる能力があり、コンパクトな体が日本の住宅事情にフィットしていて飼いやすい、と言う理由もあって人気なようです。

まとめ

歴史の古い犬種ランキングトップ5の犬種の特徴を解説しました。

  • サルーキ
  • バセンジー
  • シャーペイ
  • アフガンハウンド
  • 柴犬

今回は、世界で最も古いのではと言われている犬種の中でも代表的な犬種をご紹介しました。

あなたの愛犬は、どんな歴史を持つ犬種でしょうか。愛犬の犬種に関する歴史や特徴を知れば、さらに魅力を感じられるのではないでしょうか。

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