マンチェスター・ユナイテッドのアントニー、ブラジルのテレビ番組で暴行疑惑を完全否定

写真:改めて暴行疑惑を否定したアントニー

マンチェスター・ユナイテッドに所属するブラジル代表FWアントニーが母国ブラジルのテレビ番組に出場し、自身にかけられている暴行疑惑を完全否定した。イギリス『BBC』が伝えている。

アントニーに対しては元恋人へのDV(家庭内暴力)疑惑が浮上し、2026年ワールドカップの南米予選を戦うブラジル代表のメンバーに招集されていながら除外されることに。グレーター・マンチェスター警察とブラジルのサンパウロ州警察がこの件について捜査を開始する中、別の女性がブラジルのテレビ局のインタビューで「アントニーから暴行を受けた」と主張し、さらなる逆風に直面している。

アントニーは元恋人へのDV疑惑については、自身のSNSアカウントですでに「この告発は虚偽のものであり、すでに提出された証拠とこれから提出される証拠によって、僕への告発に対して無罪であることを証明できる」との声明を発表していた。

そして新たにブラジルのメディアに登場してインタビューに答え、女性に対する暴力について問われると「完全に間違っている。100パーセントの間違いだ。僕には母も姉もいる。彼女たち同じようなことが起こってほしくないと思っているぐらいだ」と否定。

また、ブラジル代表からの離脱を余儀なくされたことについては、このように心境を語っている。

「(離脱を)受け入れるのは大変だった。本当に悲しかった。何故なら、疑惑は100パーセント真実ではないと確信しているからだ。だから受け入れるのは簡単ではなかった。僕たちは夢を実現させるためにハードワークをこなし、戦っている。ブラジル代表のユニフォームを着ている時はなおさらだ」

マンチェスター・ユナイテッド側はDV疑惑については「警察の捜査が行われていることを真剣に受け止めている」との声明を発表したが、新たな暴行疑惑についてはコメントを発しておらず、インターナショナルブレイク明けに行われるプレミアリーグ第5節ブライトン戦にアントニーが出場できるかどうかについても明らかにしていない。

© 株式会社SPOTV JAPAN