ロッキーズがマルケスと契約延長 トミー・ジョン手術のリハビリ中

日本時間9月9日、ロッキーズは先発右腕ヘルマン・マルケスとの契約を2025年シーズンまで延長したことを発表した。トミー・ジョン手術のリハビリを行っているヘルマンは、今季が5年契約の最終年。来季は球団側に選択権のあるオプションとなっていたが、新たに2年2000万ドルの契約を結び、2025年までロッキーズの一員としてプレーすることになった。関係者によると、2025年には投球イニング数などに応じて最大1100万ドルの出来高が設定されているという。

現在28歳のマルケスは2016年にメジャーデビューし、2017年から3年連続2ケタ勝利を記録。短縮シーズンの2020年は4勝にとどまったが、2021年は4度目の2ケタ勝利となる12勝、昨季も9勝を挙げた。今季は4試合に先発して2勝2敗、防御率4.95という成績。4月下旬に右肘の炎症で故障者リスト入りし、5月にトミー・ジョン手術を受けたため、復帰は早くても来季の中盤以降になる見込みだ。

ロッキーズのビル・シュミットGMによると、今回の契約延長には「双方が興味を示していた」という。「彼はこのリハビリのプロセスにおいて、ロッキーズにとどまることを望んでいた。我々はすべてが上手くいくと楽観的に考えている。彼はまだ28歳だし、彼がカムバックし、以前のような姿を取り戻してくれることを期待しているよ」と述べた。

MLB公式サイトでロッキーズを担当するトーマス・ハーディング記者によると、2年2000万ドルの内訳は、2024年と2025年の年俸がそれぞれ1000万ドル。完全復活が期待される2025年には出来高が設けられており、ロースター登録日数が30日と60日で各200万ドル、投球イニング数が140、150、160に到達する毎に200万ドル、トレードされた場合に100万ドルとなり、マルケスは年俸1000万ドルのほかに最大1100万ドルを手にすることができる。

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