台風13号は、関東や伊豆諸島に記録的な大雨をもたらしました。三宅島では、観測史上最大の雨量を記録し、墨田区では工事用の足場が傾くなど、都内でも影響が出ています。
9月8日6時半ごろの三宅村では、激しい風が吹く中、打ちつける横殴りの雨が…。側溝からは、波を打つように水があふれ出しています。停電した影響により、信号機も消えています。
台風13号周辺の湿った空気の影響で、伊豆諸島では活発な雨雲がかかり続け、線状降水帯が発生。三宅島では、観測史上最多となる1時間に122ミリの雨量を観測しました。
三宅島観光教会事務局長 谷井さん:「扉を一歩出ると、一瞬でずぶ濡れになるような、波打つような雨がずっと続いていたという状況ですね。道路の排水溝の方も排水が間に合わない、それが地表に出てくるようなことがそこかしこで見受けられた」
記者:「こちら錦糸町駅から約500メートル離れている工事現場ですが、強風の影響で足場が崩れてしまい、隣のマンションに倒れかかりそうです」
墨田区では、マンションの工事用に取り付けられた足場が傾き、周辺の通行が規制されました。
また、台風の影響は教育の現場にも。東京都によりますと、都内の小中学校や都立高校など合わせて203校で、休校や帰宅時間を早めるなどの措置が取られたということです。
また足立区では、正午に避難所を2カ所設置。午後5時には閉鎖され、避難する人はいませんでした。
そして影響は交通にも。午後1時前)JR東日本によりますと、青梅線の青梅駅と奥多摩駅の区間で、始発から計画運休を実施し、午後1時に運転を再開しました。