大田原に卵直売所オープン 「那須御養卵」など販売 セルフレジや自販機で気軽に

15日にオープンする稲見商店の直売所=大田原市内

 「那須御養卵」など鶏卵販売の稲見商店(栃木県大田原市山の手1丁目、稲見信雄(いなみのぶお)社長)は15日、大田原市上奥沢の卵工房敷地内に無人直売所をオープンする。

 同社が直売所を設けるのは初めて。昨年から続く卵の価格高騰などを受け、直販ならではの手頃な価格で販売する。

 直売所は工房北側にあるログハウスで、タッチパネルでの注文ができるセルフレジと自動販売機を設置した。セルフレジでは那須御養卵や同社の最上位ブランド卵「極(きわみ)」の贈答用セットなど約40種類を販売。注文後、工房で箱詰めなどが行われ、できたてを受け取れる。自動販売機では家庭用のパック入り卵やスイーツなどの加工品を購入できる。

 営業は午前9時~午後4時。日曜定休。オープン記念として、15日と30日のそれぞれ午前9時から、那須御養卵のセットが当たる福引大会を開催する。

 稲見正之(いなみまさゆき)常務は「卵の直売所では珍しいセルフレジを導入した。直売価格で買えるので、気軽に利用してほしい」と話している。

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