ヤマハ、僅差でダイレクトQ2逃す。クアルタラロ「たくさんのものを試したけど多過ぎた」/第12戦サンマリノGP初日

 9月8日、2023年MotoGP第12戦サンマリノGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、プラクティスがミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われた。プラクティスではモンスターエナジー・ヤマハMotoGPのファビオ・クアルタラロは13番手、フランコ・モルビデリは14番手となった。

 午前FP1で、クアルタラロは1分32秒510で15番手だったが、プラクティスでは開始早々から積極的にアタックを行っていた。さまざまなセッティングを試しながら周回を重ねていたようで、終盤まではトップ10圏内を維持していた。しかし、残り時間が少なくなるにつれて全体的にタイムが上がり始め、19台が1秒以内にひしめく激しい接近戦となった。そんななか、クアルタラロは1分31秒644の、トップから0.798秒差となる13番手で終えている。

 今大会がホームGPとなるモルビデリは、午前のFP1は1分32秒395の12番手となった。しかし、プラクティスではFP1で得たデータから、セッティングを煮詰めることに専念し、タイムアップを図っていたようだ。セッション終了間際のアタックで、自己ベストタイムを1分31秒710まで縮めたが、クアルタラロ同様に僅差でトップ10入りを果たせず14番手にとどまった。

■ファビオ・クアルタラロ(プラクティス:13番手)
「今日はたくさんのものを試したけれど、ちょっと多過ぎたかもしれない。でも僕たちとしては、ひたすら仕事に取り組み、もっともっと改善し続けなければならないんだ。明日はQ2に入ることが非常に重要になる。グリッドのできるだけ前の位置を確保するためベストを尽くすよ」

■フランコ・モルビデリ(プラクティス:14番手)
「納得のいく結果ではなかったよ。直接Q2に進むことが目標だったけれど、それを達成することできなかったからだ。タイムアタックは実質的に1ラップしかできず、残念ながらトップ10には届かなかったんだ。僕のタイムは1分31秒7で、それではQ2進出には不十分だったんだ」

ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第12戦サンマリノGP 初日
ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第12戦サンマリノGP 初日
フランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第12戦サンマリノGP 初日
フランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第12戦サンマリノGP 初日

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