9日に行われるドイツ代表との親善試合。昨年末に行われたワールドカップの再戦でもあり、両国にとって非常に楽しみなものとなっている。
今回は、世界最強クラスの国の1つであるドイツに「衝撃を与えた」日本人選手を5名ピックアップしてみた。
奥寺康彦
ドイツで所属したチーム:ケルン、ヘルタ・ベルリン、ヴェルダー・ブレーメン
ドイツでのプレー:1977~1986年
今なおドイツ・ブンデスリーガで最も活躍した日本人として評価される奥寺康彦。1977年にケルンへと練習参加した時にあの名指揮官ヘーネス・バイスバイラーから高く評価され、ドイツへと移籍することを決断した。
1978-79シーズンにはUEFAチャンピオンズカップ(現在のチャンピオンズリーグ)で準決勝にまで進出し、ノッティンガム・フォレストを相手にアジア人としての大会初ゴールを決めている。
長谷部誠
ドイツで所属したチーム:ヴォルフスブルク、ニュルンベルク、アイントラハト・フランクフルト
ドイツでのプレー:2008年~
浦和レッズで攻撃的MFとしてデビューし、「和製カカ」とも呼ばれた長谷部誠。2008年にドイツへとわたってからはボランチやサイドバックでのプレーに適応し、2008-09シーズンは大久保嘉人とともにブンデスリーガ優勝を果たした。
また2014年から所属しているアイントラハト・フランクフルトでは長く中心選手として信頼を受け、40歳を迎える今季も現役選手としてプレーし続けている。クラブの最年長出場記録も更新し、まさにレジェンドといえる存在に。
香川真司
ドイツで所属したチーム:ボルシア・ドルトムント
ドイツでのプレー:2010~2012、2014~2019年
ユルゲン・クロップ監督が率いた黄金期のボルシア・ドルトムントで中心的な存在になった香川真司。2010年に35万ユーロという格安の移籍金で加入し、トップ下のポジションで活躍した。ロベルト・レヴァンドフスキやルーカス・バリオスとともに強烈な攻撃陣を形成した。
2012年にはアレックス・ファーガソン監督に誘われて日本人初のマンチェスター・ユナイテッド加入を果たすも、イングランドでは満足に出場機会を得られず、2014年には再びボルシア・ドルトムントに呼び戻されている。
浅野拓磨
ドイツで所属したチーム:シュトゥットガルト、ハノーファー96、ボーフム
ドイツでのプレー:2016~2019、2021~
ある意味ドイツをもっとも驚かせた男といえる。アーセナルへと移籍してからシュトゥットガルトとハノーファー96に貸し出され、ドイツ・ブンデスリーガで3シーズンに渡ってプレーした。
その際には決して大きな活躍をした訳ではなく、2021年に加入したボーフムでも目立ってはいなかったが、2022年のワールドカップではドイツ代表を相手に決勝ゴールを奪取。持ち前の大舞台での強さを見せつけた。
高原直泰
ドイツで所属したチーム:ハンブルガーSV、アイントラハト・フランクフルト
ドイツでのプレー:2003~2007年
ドイツで5年間に渡ってプレーした高原直泰。ハンブルガーSVでは決して常にストライカーとしてプレーできた訳ではないが、バイエルン・ミュンヘン戦ではオリヴァー・カーンの連続無失点記録を止めるゴールを決めて衝撃を与えた。
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さらにフランクフルト時代にはブンデスリーガで日本人初のハットトリックを達成するなど一定の活躍を見せており、2006年W杯直前に行われた親善試合ではドイツ代表を相手に2ゴールを奪取。まさにドイツを驚かせた選手といえる。