丸シールできらめく夜景を表現/岡山・新見美術館で「シールアート 大村雪乃展 夜景旅行」【岡山・新見市】

文房具の丸シールを用いてきらめく夜景などを表現する若手現代美術家・大村雪乃さんの個展「シールアート 大村雪乃展 夜景旅行」が、新見市の新見美術館で開かれています。10月9日まで開かれています。
今回の個展では、新作を含む40点のシールアートが並んでいます。
大村さんは美術大学在学中、抽象画を専門としていましたが、円を一つ一つ描く中、丸シールの手軽さに魅了され、親しみやすい美術を生み出したいとシールアートの世界に飛び込みました。
東京・六本木のホテルから見下ろした夜景を題材にした「ビューティフル ミッドナイト」は、綺麗に見える夜景も、実はおう盛な電力需要によることを安価な丸シールで表現。美しさとは何かという本質を問いただし、大量消費社会を批判しています。
会場にはこのほか、岡山を舞台にした作品も展示されています。
大村さんは「小さいお子さんに、自分でもできるのではという視点で楽しんでもらいたい」と話しています。

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