温泉と音楽、全身に浴び盛り上がる 別府市のスパビーチで堀江氏主宰のフェス【大分県】

温泉を浴びて盛り上がる観客=9日午後、別府市のスパビーチ
観客に湯を浴びせる長野恭紘市長(右)

 【別府】別府市のスパビーチで9日、音楽イベント「ベップ・オンセン・シャワー・フェス2023」があった。実業家堀江貴文氏(50)が主宰し、初めて開催した。

 午後2時、堀江氏や長野恭紘(やすひろ)市長らによるかけ声とともに、ウオーターガンから温泉を放出してイベントが始まった。ステージで地元出身のDJや有名アーティストがさまざまな音楽で会場を盛り上げ、来場者たちは温泉を全身に浴びながら楽しんでいた。

 実行委によると、イベント最大の特徴である「お湯かけ」のために市内から約千トンの湯を集めた。交流サイト(SNS)を見て夫婦で参加した自営業の斉藤さやかさん(44)=東京都=は「温泉をぶっかけられるフェスはこれまでなかった。今日はお湯をたくさん浴びにきた」と話していた。

 堀江氏は、別府市が湧出量日本一の温泉地であることに着目。タイの水かけ祭り「ソンクラン」をヒントに企画したという。実行委によると、約3千人の来場を見込んでいる。

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