県産花をテーブルサイズの花束で届ける「おおいたテーブルブーケプロジェクト」の全国展開を記念した式典が9日、大分市公園通り西のイオンパークプレイス大分店であった。
プロジェクトは新型コロナウイルス禍で落ち込んだ需要の回復を目的に、販売業者でつくる県花き消費拡大連合会(野田淳一会長)が本年度から始めた。イオン九州(福岡市)での通信販売が決まり、全国発送が実現した。
式典にはスペシャルサポーターを務める華道家の假屋崎省吾さん(64)らが出席した。県産花を使ったフラワーデモンストレーションを披露し、「花は心のビタミンだ。大分の魅力を全国に発信する」と話した。
県内はホオズキ、カスミソウ、スイートピーなどの生産が盛ん。野田会長(66)は「各地に笑顔を届けて消費を増やし、生産者を支えたい」と決意を述べた。