【ベネチア共同】イタリアで開催中のベネチア国際映画祭で9日、男優賞に選ばれた米俳優のピーター・サースガードさんが授賞式のスピーチで、全米映画俳優組合のストライキに支持を表明する場面があった。映画作品でのAI使用に警鐘を鳴らし、聴衆に理解を求めた。
俳優組合側はストで、俳優の声や容姿、演技を再現できるAIは「現実的で直接的な脅威」だと主張している。サースガードさんは「私たちがこの闘いに負ければ、多くの業界の中でわれわれが真っ先に崩壊してしまうだろう」と訴えた。
8月30日からの映画祭では、ストの影響でハリウッドスターの参加見送りが相次いだ。
