全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5大会は9月10日、岡山県の岡山国際サーキットで第14戦の決勝レースが18周で行われ、2番手からスタートを制した小出峻(HFDP WITH TODA RACING)が優勝。第13戦に続き連勝を飾った。
第13戦の決勝レースから一夜明け、迎えた9月10日は8時50分から第14戦がの決勝レースが行われた。前日の予選ではイゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)が初ポールポジションを獲得。第13戦で2勝目を飾った小出峻(HFDP WITH TODA RACING)が2番手に並んでいた。
迎えたスタートでは、オオムラ・フラガも好スタートを切ったものの、2番手スタートの小出の発進が良く、トップで1コーナーへ。3番手スタートの木村もオオムラ・フラガをかわそうと試みたが、ここはオオムラ・フラガがポジションをキープしていく。
一方その後方では、オープニングラップのアトウッドカーブで、7番手からスタートしていたエンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京 TOM’S 320)とデビッド・ビダーレス(B-MAX RACING 320)が接触。トゥルーリがアウト側のバリアにクラッシュしてしまう。これでレースはセーフティカーランとなった。
レースは4周目にリスタートを迎えたが、トップの小出が逃げる一方、オオムラ・フラガと木村のバトルが展開。さらに後方では、5番手スタートの平良響(モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC)が野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC)をオーバーテイク。ただトップ3とのギャップはこの時点でかなり開いていた。
上位陣はその後膠着状態となり、最後は小出がオオムラ・フラガに1.249秒のギャップをつけフィニッシュ。岡山での連勝、そして今季3勝目を飾った。オオムラ・フラガは2位、木村が3位でフィニッシュした。チャンピオンを争う木村、平良はそれぞれ終盤ファステストラップを狙いにいき、最終的に平良が最終周、1分24秒531でファステストを奪った。4位平良と3位の木村の差はフィニッシュ時0.270秒しかなかった。
マスタークラスはスタートで今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が先行するものの、セーフティカー前後のなかでリードを奪ったDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が今田を制し優勝を飾っている。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第14戦岡山 決勝結果
Pos Class No Driver Car Engine Laps Grid Qualify
1
2 小出峻 HFDP WITH TODA RACING スピースA41 18 2 1’23.667
2
52 I.オオムラ・フラガ FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX スピースA41 18 1 1’23.649
3
50 木村偉織 HFDP WITH B-MAX RACING スピースA41 18 3 1’23.746
4
1 平良響 モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC トムスTAZ31 18 5 1’24.046
5
35 野中誠太 PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC トムスTAZ31 18 4 1’23.746
6
36 古谷悠河 Deloitte. HTP TOM’S 320 トムスTAZ31 18 6 1’24.318
7
51 D.ビダーレス B-MAX RACING 320 スピースA41 18 8 1’24.845
8 M 30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 スリーボンド東名TB14F3 18 9 1’26.031
9 M 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX スピースA41 18 10 1’26.167
10
53 畑享志 A-NeKT with B-MAX 320 スピースA41 18 11 1’26.935
R
37 E.トゥルーリ モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31 0 7 1’24.820
天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:平良響(モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC) 1’24.531 18/18
ペナルティ:ゼッケンNo.37は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 統一規則 第15条 1.(危険なドライブ行為)により、決勝結果に30秒を加算及びペナルティポイント1点を課す。