ベルギー代表指揮官、奮闘したGKカスティールスやMFトロサールを高評価「彼のパフォーマンスには満足」

[写真:Getty Images]

ベルギー代表のドメニク・テデスコ監督が勝ち点「3」獲得に成功したアゼルバイジャン戦を振り返った。ベルギー『RTBF』が伝えた。

ユーロ2024予選で2勝1分けの成績を残していたグループFのベルギーは、9日に敵地でアゼルバイジャンと対戦。FWヨハン・バカヨコのシュートがMFヤニク・カラスコに当たってキーパーの逆をつくラッキーなゴールにより、1-0の勝利を収めた。

テデスコ監督は試合後、苦戦しながらも勝ち切れたことを評価。一方で課題も口にし、12日のエストニア戦に向けて改めて準備を整えると語った。

「勝ち点3を取れたことは当然嬉しい。それが今夜の一番の収穫だ。パフォーマンスはもっと良くなるはずだ。技術的な面で試合に入るのに苦労した。自陣で簡単にボールを失ってしまった」

「特に前半は最後の30メートルでオン・ザ・ボールに問題があった。より多くのチャンスを作るのに苦労した。この試合では2点目も決めるべきだった」

「相手は同点を目指して追いかけていたが、そうなる可能性を残してしまった。もう一度ビデオを見て、相手のギャップを分析する必要がある。中3日で十分な時間が取れることを願っている」

また、テデスコ監督は苦戦した理由を様々な角度から述べ、負傷中のGKティボー・クルトワに代わりゴールマウスを守ったGKコーエン・カスティールスのパフォーマンスを称賛している。

「ストレスを感じていたと思う。ここで勝つのは簡単ではない。この集団の状況は簡単ではない。クラブを移籍した選手もいるし、リズムを崩している選手もいる。若い選手も多い」

「プレーしにくいピッチだったことも忘れてはいけない。ピッチの状態について話せるのは、我々が勝ったからだ。相手はボールをうまく扱い、何度か良いチャンスを作っていた。我々は時々クリアしきれないこともあった」

「コーエン・カスティールスはいてほしい時にそこにいたし、相手の最初のチャンスを凌ぐことができたのはラッキーだった。幸運にもラインより手前で跳ね返すことができた。他のアゼルバイジャンの試合を見たことがあり、対戦相手はもっとゴールを決めていたが、チャンスは我々よりも少なかった」

「プレッシングが足りなかった。プレスをかけるための適切なタイミングを見つける必要がある。それは間違いなく改善すべき点だ。ただ、時々良いカウンタープレスがあったし、特にゴールの場面では良かった」

負傷中のMFケビン・デ・ブライネに代わりゲームメイクを担ったMFレアンドロ・トロサールについても言及した。

「彼はよくやった。ワンツーを決めていたし、集中していた。彼の10番としての役割は明らかに簡単なものではなかった。彼のパフォーマンスには満足している。彼に引き続きこの役割を任せるか、それとも火曜日のエストニア戦で変更を加えるかについてはこれからだ」

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