猫のあまり知られていない『足』の秘密4選!驚きの「かかと」の位置とは…!?

1.走行スピードは自動車並み!?

猫の足は筋肉質で、私たち人間が思っているよりも優れた身体的特徴があります。

たとえば、『猫の走行速度は時速約48キロメートル』だといわれています。原動機付自転車の法定速度である時速30キロメートルを余裕で超えています。もちろん、猫種や走る環境によって実際の数値は変動しますが、猫はそれだけの速度を出すポテンシャルをは持っているということです。

また、猫はそのジャンプ力も凄まじく、1〜2メートルほどの高さを簡単に飛び越えられるほどです。数字だけ見ると、走り高跳びのアスリート並みのジャンプです。こちらも猫種などによって異なるとは思いますが、いずれにせよ猫の足のパワーはすごいですよね。

2.肉球は汗をかく

ぷにぷにしていて可愛らしい猫の肉球。足への衝撃を緩和するクッションの役割など、様々な機能を担っている肉球ですが、実は汗をかく機能も備わっています。

元々、猫は胴体部分で汗をかきません。肉球は猫にとって数少ない汗をかく部位であり、体温調節の役割も担っているのです。

暑い日などに猫の肉球をチェックしてみるとわかりますが、汗で湿っていることがあります。

3.猫の指は前足と後足で本数が違う

猫の指は、前足と後ろ足で本数が異なります。前足の指は人間と同じく5本、一方後ろ足は4本となっています。

このことは、猫を実際に飼っていても、知識として知っていなければなかなか気付けなかった飼い主さんも多いのではないでしょうか。

なお、猫の中には時々本来の猫よりも指の本数が多い個体が生まれることがあります。こちらは「多指症」と呼称されてはいますが、猫の健康状態にはさほど影響がないと報告されているようです。

4.猫のかかとの位置は関節の近く

みなさんは、猫の「かかと」はどこに存在していると思いますか?

着地している足の後方や足先の少し後ろだと考える方は多いはず。

しかし、実はそこではありません。猫のかかとは、足先よりも上にある関節部分が該当します。

イメージとしては、人間がつま先立ちしている状態に近いです。かかとが常に着地していないおかげで、物音を立てずに移動でき、素早い運動も可能なのです。猫が野生においてハンターだったことを考えれば、こうした身体の構造になっているのは、なんとなく納得がいきます。

しかし、猫が常につま先立ちで歩いていると思うと、なんだかおもしろく感じてしまいますね。

まとめ

今回は猫のあまり知られていない「足」の秘密について解説しました。

猫の体には、今回にような足以外にもたくさんの部位に秘密が隠されています。知っていれば、飼い主さん同士や家族との間でちょっとした話題になるかと思います。

今回解説した内容も、ぜひ周りの猫好きさんにシェアしてみてくださいね。

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