【シンガポール】長者番付、フェイスブック共同創業者が首位[経済]

米有力経済誌フォーブスが発表した2023年版「シンガポールの富豪トップ50」で、米フェイスブック(現メタ)の共同創業者でブラジル生まれのエドゥアルド・サベリン氏が首位となった。22年は国内経済が減速気味だったが、上位10者のうち6者が前年の資産額を上回った。

フォーブスは資産額を、一族や個人、証券取引所、アナリスト、その他の情報源から入手した持ち株や財務情報をもとに作成。株価と為替レートは2023年8月18日のマーケット終了時点の数値を用いた。

サベリン氏の資産額は160億米ドル(2兆3,650億円)。前年の96億米ドルから67%増加し、上位10者の中で増加率が最も高かった。22年の4位からは大きく浮上した。同氏は12年に米国の市民権を放棄してシンガポール国籍を取得した。

2位は不動産開発大手ファー・イースト・オーガニゼーションを率いるロバート・ウン氏とフィリップ・ウン氏で148億米ドル。順位は22年から横ばいだったが、資産額は3%減少した。

3位は中国の医療機器メーカー、深セン邁瑞生物医療電子(マインドレイ)の創業者であるリー・シーティン氏で10%減の140億米ドルだった。

シンガポールの富豪上位50者の総資産は22年から8%増の1,770億米ドルだった。

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