女子選手へのキス問題を起こしたルビアレス会長がついに辞任

[写真:Getty Images]

スペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長が10日、同職を辞任した。

ルビアレス会長は、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)の決勝戦の後、セレモニー中にスペイン女子代表FWジェニファー・エルモソの唇にキスをした。

しかし、このキスは合意されたものではなく、エルモソは「望んだものではない」と発言。これを受けて世界中からバッシングにあったルビアレス会長は、歯切れの悪い言葉で謝罪の動画を公開した。

その後、国際サッカー連盟(FIFA)は懲戒処分の開始を発表。するとルビアレス会長は臨時総会で「合意の上だった」とキスの正当性を主張し「辞任する気はない」と会長職を退く気がないことを連呼。ただ、翌日にFIFAが暫定的な資格停止処分をくだし、90日間の職務停止となった。

エルモソに告訴され、職務停止とにっちもさっちも行かなくなったルビアレス会長は辞任を受けて以下のような声明を出した。

「FIFAによる職務停止、訴訟を受けて今後、私がこのポジションに戻れないことは確かだ。また、このポジションに固執することが連盟にとってもスペインサッカーにとっても何のプラスにもならない」

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