栃木県営の産業廃棄物・最終処分場「エコグリーンとちぎ」 地域住民に見学会

 先月(8月)那珂川町に完成した産業廃棄物の最終処分場で10日、地域住民を対象にした見学会が行われました。

 栃木県が那珂川町和見に建設した産業廃棄物の最終処分場「エコグリーンとちぎ」は、有害物質が水にしみ出る恐れがある産廃を埋め立てる県内初の管理型の施設です。

 見学会は2回に分けて行われ、あわせて約30人が参加しました。

 参加者たちは、この施設が屋根で覆われたクローズド型の処分場の中では全国で最大規模であることや、廃棄物を安全に管理する仕組みなどについて、職員の説明を受けながら最新の設備を見て回りました。

 処分場は、33年前に町内で不法投棄された大量の産業廃棄物が見つかったことがきっかけで、整備されることになりましたが、環境への影響を心配する地域住民の強い反対運動があった経緯があります。

 開業は今月(9月)15日で、その後も地域住民を対象にした見学会を開催し、小学生の社会科見学なども受け入れる予定だということです。

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