大会MVPはドイツのシュルーダーが獲得
9月10日、FIBAワールドカップは最終日の日程を消化して全92試合が終了。ドイツが初のチャンピオンとなり、最終順位が確定。MVPはデニス・シュルーダー(ドイツ)が選ばれた。そしてオリンピック出場権を手にした日本は19位となっている。
最終日、オーバータイムまでもつれた3位決定戦はカナダ(FIBAランク15位)が127-118でアメリカ(同2位)に勝利し、ワールドカップで初の銅メダルを獲得。そして決勝は、1次ラウンドで日本とも対戦したドイツ(同11位)が、セルビア(同6位)を83-77で下して全勝でチャンピオン(初)になった。この結果、全順位が確定。17-32位決定戦では連勝してアジア1位となり、48年ぶりとなる自力でのオリンピック出場権を手にした日本(同36位)は19位となり、前回大会(31位)を大きく上回った。
そしてアワードも発表。大会MVPには優勝したドイツからデニス・シュルーダーが、最優秀ディフェンシブ・プレーヤーにはディロン・ブルックス(カナダ)が、ライジング・スター・アワードにジョシュ・ギディー(オーストラリア)が、最優秀コーチには大会初出場ながら5位で大会を終えたラトビアのルカ・バンチが選ばれた。
そしてオールスター5のファーストチームにはシュルーダー、ボグダン・ボグダノビッチ(セルビア)、シャイ・ギルジャス・アレクサンダー(カナダ)、アンソニー・エドワーズ(アメリカ)、ルカ・ドンチッチ(スロベニア)が、セカンドチームにはアルトゥルス・ジャガルス(ラトビア)、シモーネ・フォンテッキオ(イタリア)、ヨナス・バランチュナス(リトアニア)、ニコラ・ミルチノフ(セルビア)、フランツ・バグナー(ドイツ)が選ばれている。
■[最終順位]チーム:結果[勝敗/得失点差]
[優勝]ドイツ:決勝トーナメント優勝 [8勝0敗/+113]
[準優勝]セルビア:決勝トーナメント準優勝 [6勝2敗/+144]
[3位]カナダ:決勝トーナメント3位決定戦勝利[6勝2敗/+121]
[4位]アメリカ:決勝トーナメント3位決定戦敗退[5勝3敗/+135]
[5位]ラトビア:決勝トーナメント準々決勝敗退[4勝2敗/+37]
[6位]リトアニア:決勝トーナメント準々決勝敗退[5勝1敗/+88]
[7位]スロベニア:決勝トーナメント準々決勝敗退[4勝2敗/+22]
[8位]イタリア:決勝トーナメント準々決勝敗退[4勝2敗/-3]
[9位]スペイン:2次ラウンド・グループL3位[3勝2敗/+60]
[10位]オーストラリア:2次ラウンド・グループK3位[3勝2敗/+48]
[11位]モンテネグロ:2次ラウンド・グループJ3位[3勝2敗/+7]
[12位]プエルトリコ:2次ラウンド・グループI3位[3勝2敗/-5]
[13位]ブラジル:2次ラウンド・グループL4位[3勝2敗/+19]
[14位]ドミニカ共和国:2次ラウンド・グループI4位[3勝2敗/-19]
[15位]ギリシャ:2次ラウンド・グループJ4位[2勝3敗/-27]
[16位]ジョージア:2次ラウンド・グループK4位[2勝3敗/-28]
[17位]南スーダン:17-32位決定戦・グループM1位[3勝2敗/+25]
[18位]フランス:17-32位決定戦・グループP1位[3勝2敗/+11]
[19位]日本:17-32位決定戦・グループO1位[3勝2敗/-10]
[20位]エジプト:17-32位決定戦・グループN1位[2勝3敗/+1]
[21位]フィンランド:17-32位決定戦・グループO2位[2勝3敗/-24]
[22位]ニュージーランド:17-32位決定戦・グループN2位[2勝3敗/-34]
[23位]レバノン:17-32位決定戦・グループP2位[2勝3敗/-82]
[24位]フィリピン:17-32位決定戦・グループM2位[1勝4敗/-21]
[25位]メキシコ:17-32位決定戦・グループN3位[2勝3敗/-57]
[26位]アンゴラ:17-32位決定戦・グループM3位[1勝4敗/-42]
[27位]コートジボワール:17-32位決定戦・グループP3位[1勝4敗/-60]
[28位]カーボベルデ:17-32位決定戦・グループO3位[1勝4敗/-66]
[29位]中国:17-32位決定戦・グループM4位[1勝4敗/-94]
[30位]ベネズエラ:17-32位決定戦・グループO4位[0勝5敗/-56]
[31位]イラン:17-32位決定戦・グループP4位[0勝5敗/-98]
[32位]ヨルダン:17-32位決定戦・グループN4位[0勝5敗/-106]