時代劇ロケの名所「流れ橋」でまた不審火 橋脚から煙、一部焼損 京都・八幡

流れ橋(八幡市)

 9日午後1時40分ごろ、八幡市上津屋宮前川端の上津屋橋(流れ橋)で、橋脚から煙が上がっているのを通行人が発見し、119番通報した。消火に当たったが、木製橋脚の一部を焼損した。流れ橋では4日にも同様の被害が見つかったばかりで、八幡署と八幡市消防本部は不審火とみて警戒を強めている。

 流れ橋は八幡市と久御山町を結ぶ全長356.5メートルの木造橋。市消防によると、市側から10番目の橋脚が地面から高さ2メートル以上にわたって黒く焼け焦げたという。

 流れ橋では昨年10月にも2度、不審火があった。現在は先月の台風7号に伴う増水で橋板や橋げたが流出し、通行不能となっている。

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