好調サンフレッチェ広島レジーナ 3連勝 アジア大会日本代表・上野真実(26) 今季 初ゴール

サンフレッチェの女子チーム「レジーナ」は、3年目のWEリーグ開幕を前にカップ戦を戦っています。グループ首位のレジーナは、地元で連勝を3に伸ばしました。

1000人を越える地元サポーターの前でカップ戦3連勝をめざすレジーナ。前半5分。相手に攻め込まれますが、39歳・キャプテンの 近賀ゆかり のクリアから攻撃のリズムを作ると、「タテに早く」というレジーナの目指す攻撃を見せます。

新加入のFW・高橋美夕紀 のキープからボールを受けた 上野真実 。ダイレクトでゴール右隅に流し込み、レジーナが先制します。

アジア大会日本代表の上野ですが、この日が今季、初スタメン。練習から状態の良さを監督にアピールし、つかんだチャンスで結果を出します。ところが、その6分後、上野はヘディングの際の脳しんとうの疑いで交代となってしまいます。

アクシデントがありながら押し込むレジーナは、前半43分、小川愛 のフリーキックに 市瀬千里 。惜しくもキーパーに阻まれます。

後半は相模原に攻め込まれるも、体を張る近賀。迎えた後半32分、小川がスルーパスし、走り込んできたのは、アジア大会日本代表の 中嶋淑乃 。惜しくも枠の外でしたが、小川の間接視野で出したという意外性あふれるパスから決定機を作ります。

追加点は奪えませんでしたが、カップ戦初の無失点での勝利でレジーナは3連勝。日曜日の相手、去年のリーグ女王・浦和に勝てば、初のカップ戦決勝進出が決まります。

サンフレッチェ広島レジーナ 近賀ゆかり 選手
「(浦和は)間違いなく力のある相手だと思うので、そういう中でも自分たちが戦える自信を持てているので勝ち点3を広島に持って帰ってこられるようにチーム全員でがんばりたい」

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