取り締まりから作戦変更! “ほめて伸ばす”でヘルメット着用率アップへ「かぶってくれてありがとう」

「取り締まる」から作戦変更です。ヘルメットを着用した自転車利用者を「ほめる」取り組みが岐阜市で行われました。

「ヘルメットをかぶっていてくれてありがとう」

これはヘルメット着用で身の安全を守ってもらおうと岐阜中警察署がおこなったもので、11日朝は名鉄岐阜駅前でヘルメットを被って自転車に乗っている人に警察官が声をかけ啓発用のシールを手渡していきました。

(岐阜中警察署・廣崎英貴交通第一課長)
「今回はヘルメットを着用している人にありがとうございますという気持ちで、職場や学校で広めていってもらおうと」

これまでのヘルメットを着用していない人に注意を呼びかける形から、着用している人に感謝を伝えることで周りの人の意識を高めてもらおうというまさに「ほめて伸ばす」のがねらいの作戦です。

(着用者)
「(ほめられると)やはり気分もいいしこれからも頑張れると思います」
「自分の命を万が一の時に守れたら助かったなと思うので(着用しています)」

警察官が手渡したシールを3枚集めると警察署で賞状がもらえる仕組みです。警察は今後、月に数回「ほめるメット作戦」を行って、現在は25.5パーセントに留まっている県内のヘルメット着用率をアップさせたい考えです。

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