ヤマハの新1Wで平均272yd超 神谷そら初メジャーVを支えたギア

新1Wも勝利に貢献した(撮影/中野義昌)

◇国内女子メジャー◇日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 最終日(10日)◇パサージュ琴海アイランドGC(長崎)◇6755yd(パー72)◇晴れ(観衆4223人)

20歳のルーキー神谷そらが2打差3位から最終日に5バーディ、1ボギーの「68」をマーク。通算12アンダーまで伸ばして小祝さくらを逆転し、初のメジャータイトルと“女子プロ日本一”の称号を手にした。大会初出場での優勝は、昨年の川崎春花に続く史上6人目の快挙となった。

初優勝を挙げた4月「フジサンケイレディス」から、ギアの変更点は2つ。まず、1Wを10月に一般発売されるヤマハの新作「RMX VD/M」に替えた。大会4日間を通しての平均ドライビングディスタンスは272.625ydでフィールド2位(今季の平均飛距離は259.69ydで1位)を記録。「安定感が増して操作性が良くなったので、狭いところでもしっかり振り切れた」という新1Wで果敢に攻め、ロングドライブを武器にアドバンテージを稼いだ。

フェース面は特注。開幕2日前に使い始めたパター(撮影/中野義昌)

パターは、開幕2日前に手元に届いたというオデッセイ「2-BALL ELEVEN TRIPLE TRACK」を使用した。「エースパターとはフェース面を変えた。もともと形がすごく好きで、打感が柔らかくなって、その分距離が合わせやすくなった」とこだわりの一本で勝利を手繰り寄せた。大会4日間の1ラウンド当たりの平均パット数は29.50で6位だった。

<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ヤマハ RMX VD/M(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK(長さ45.25インチ、重さ50g台、硬さX)
グリップ:イオミック スティッキー・オーパス

フェアウェイウッド:ヤマハ RMX VD(3番15度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK(重さ50g台、硬さX)

ユーティリティ:ヤマハ RMX(3番19度、4番22度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DIハイブリッド(重さ80g台、硬さS)

アイアン:ヤマハ RMX VD/R(5番~PW)
シャフト日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105(硬さS)

ウェッジ:キャロウェイ JAWS FORGED 2021年モデル(48、54、58度)
シャフト日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105(硬さS)

パター:オデッセイ 2-BALL ELEVEN TRIPLE TRACK

ボール:キャロウェイ クロムソフト トリプルトラック

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