工藤阿須加「出荷できない…」農園で栽培中のトウモロコシ6000本に『危険な天敵』が発生し…、最後の手段に

俳優の工藤阿須加が8月28日放送の『有吉ゼミ』に出演。東京農業大学時代からの夢『巨大農園』を作る企画『工藤阿須加 楽しい農園生活』で、夏の風物詩・トウモロコシの栽培に汗を流した。

農業を始めた2年前にはトウモロコシを300本栽培したが、今年はなんと6000本を栽培するという。作業を開始したのは今年3月。工藤こだわりの落ち葉に米ぬかを加え発酵させたオリジナル堆肥を、テニスコート8面分の畑にまいた。そして、メロンより甘い『プレミアム味来(みらい)』という糖度約16度以上の品種の苗の植え付けを5月に完了していた。

6000本を苗を植え終わり、疲れた顔を見せるとにかく明るい安村(右)と工藤阿須加(左)
雑草取りに疲れを見せる、もう中学生

7月中旬、スクスク育ったトウモロコシだったが、「いたわ!」と工藤が発見したのはアワノメイガという蛾(ガ)の幼虫。それはトウモロコシを食い尽くす厄介者だった。今年は猛暑の影響で大量発生し、3本に1本が被害にあっていた。思わず、「全然出荷できないかもしれないですよ」と落ち込む工藤。師匠の井上さんから「届けることを約束しているわけじゃないですか。約束の数量が出せないことになると、信用や信頼に傷がつきますよね」と厳しい言葉も。実は工藤農園はお店と出荷契約をすでに交わしているため、これは信用にかかわる重大な問題だった。

しかし諦めない工藤は、蛾が寄ってくる原因である穂(雄しべ)をすべてカットするという方法を選んだ。工藤は「起こってしまっていることは仕方がない。とにかくいいものを出荷できるように、やれることをやるしかない」と6000本の穂を切り取った。

そして8月上旬、ついに収穫の時期が来た。そこに助っ人で現れたのは俳優・坂井真紀。朝採れのトウモロコシを生で食べた坂井は「甘い、めっちゃ甘い、濃厚、デザートみたい」と満面の笑み。

工藤と親交が深い坂井真紀が助っ人として登場

工藤、坂井コンビは二人ともテニスで鍛えた握力で手際よく収穫作業が進む。すると、工藤がまだ茎に付いたままのトウモロコシの実に「これ、しょう油のスプレーなんですけど」と突然、皮を剥いた実にシュシュと吹き付けた。さらにガスバーナーに火をつけ焼き始め、『朝採れ 焼きトウモロコシ』が完成。かぶりついた坂井は「人生一おいしい」と感激。この日は無事に1600本の収穫ができた。

トウモロコシの甘さに感動する坂井真紀

収穫後、工藤はお礼として坂井に“とっておきの朝ごはん”をプレゼント。どんぶりご飯にコーンを山盛り、バターしょう油を乗せてまたまたバーナーで上から焼いた、名付けて『トウモロコシバターしょう油ご飯』。さらに師匠・井上さんからは、実をミキサーで撹拌(かくはん)、昆布とトウモロコシの芯からとったダシと2:1で混ぜるだけという『トウモロコシのすり流し』という日本の伝統料理が。坂井は「甘~い。砂糖なしですよね。信じられないくらい甘いです」と絶賛。

工藤は「実はトータルで収穫の割合は5割ほどだった」と嘆くも、「悔しい1年にもなったけど、来年も良いものを作れるようにチャレンジしていきたい」と抱負を語った。

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