国東市の大分空港で10日、ホーバークラフトの一般公開があった。2009年以来、14年ぶりの雄姿を見ようと、県内外から多くの見物客が集まった。
一般公開は初めてで、同空港の「空の日」のイベントに合わせて県が実施した。ホーバーターミナルでは1番船「Baien(バイエン)」の前で家族連れらが記念撮影をした。全長約26メートルの船体をゆっくり回って大きさを実感していた。
日出町豊岡の谷口沙和さん(7)=豊岡小2年=は「とっても大きい。動くようになったら乗ってみたい」と喜んだ。母親の直子さん(38)も「大分市に住んでいた頃、空港まで乗ったのを覚えている。復活はうれしい」と話した。
ホーバーは空港と大分市間のアクセス改善に向けて導入する。運航は第一交通産業グループ(北九州市)の「大分第一ホーバードライブ」(大分市)が担う。早ければ10月にも操縦訓練を始める。