小山市が"自然再興"を 「ネイチャーポジティブ」・「ゼロカーボンシティ」10月1日に

 小山市の浅野正富市長は、11日の定例会見で、自然と共生する社会を目指す「ネイチャーポジティブ」と、温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を10月1日に宣言すると発表しました。

 ネイチャーポジティブは、生物多様性の損失を止めてマイナスからプラスに転換する回復軌道に乗せ、2050年までに自然と共生する社会の実現を目指す取り組みです。

 小山市は「生物多様性と自然景観を大切にするまち」を基本目標とし、市はその基本目標に沿って、渡良瀬遊水地の保全・活用やコウノトリやトキの野生復帰、平地林の保全などさまざまな活動に取り組みます。

 これらの取り組みは市議会と共同で宣言するもので、小山市によりますと、ネイチャーポジティブを宣言する自治体は、全国で3番目となり県内では初めてということです。

 また、小山市は同時に2050年までに温室効果ガスの実質ゼロを目指す、ゼロカーボンシティも同時に宣言します。

 10月1日は、市役所で2つの宣言をするほか、イベントとして発電実験教室のワークショップや環境に配慮している団体・事業所の取り組みの展示、それに次世代自動車の展示などを行う予定です。

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