LRT事故防止訴え 開業後事故2件受け 県警がJR宇都宮駅東口で広報

 次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール線が8月26日に開業して以降、乗用車とLRTとの交通事故が2件発生したことを受け、県警と宇都宮ライトレールなどは11日、宇都宮市宮みらいのJR宇都宮駅東口周辺で、ドライバーに正しい交通ルールなどを周知する広報活動を行った。

 活動には県警や同社などから約30人が参加した。「黄色の矢印信号はLRT専用」などと書かれたLRTと車の交通ルールのパンフレットを赤信号で止まったドライバーらに配布し、注意を呼びかけた。

 県警交通企画課の石井清一(いしいしょういち)交通事故抑止対策官は「LRTの軌道ができるなど道路の環境も変化している。今後もLRTとの共存のため、ドライバーに交通ルールの周知と安全確認の徹底を呼びかけていきたい」と力を込めた。

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