幼稚園児の特殊詐欺抑止チーム「SAT」が注意を呼びかけ

11日、愛知県警の中川警察署は、名古屋市中川区のスーパーで「鈴虫リンリンアラート」という防犯イベントを開催しました。これは特殊詐欺被害の抑止を目的として行われたもので、市内の幼稚園に通う年長の園児12人が、詐欺(S)・アラート(A)・チーム(T)の頭文字を取って、警察の特殊部隊と同じ呼び名となる『SAT』に任命されました。

SATと書かれた手作りのバッジを首からぶら下げた園児らは買い物客に「詐欺に気をつけてね!」と呼びかけていました。またこの場では、秋の昆虫『鈴虫』も配られました。リンリンと鳴く鈴虫を家で飼うことで、日常生活で電話の着信音に敏感になりオレオレ詐欺などの電話にも気を付けてほしいという警察側の狙いです。(鈴虫は協力者から寄贈)

中川区の特殊詐欺による被害件数は去年1年間で47件だったのに対し、ことしは8月末までで46件と急増していて、愛知県でも最多となっています。

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