処理水めぐり「汚染魚」投稿 共産村井氏が衆院6区立候補辞退 党本部は投稿の削除と謝罪を指示

福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり、「汚染魚」とSNSに投稿した共産党の元福山市議、村井明美氏が、予定していた次の衆院選の立候補を辞退しました。

元福山市議の村井氏は、処理水の放出をめぐり、日本近海で獲れた魚を念頭に「汚染魚」とSNS上に投稿。共産党の党本部は「党の見解に全く反する」として、村井氏に投稿を削除し、謝罪するよう指示しました。

その後、村井氏は党本部に対し、予定していた次期衆院選の広島6区からの立候補を辞退すると申し出て、党本部は11日、承認しました。

共産党の広島県委員会は「村井氏から『福島の皆様はじめ多くの方々を傷つけた』として立候補辞退の申し出があったので受理しました。関係者のみなさんに深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

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