碧桂園の債券返済、3年延長 人民元建ての一部、ロイター報道

中国不動産大手、碧桂園のロゴ=8月、上海市(ロイター=共同)

 【北京共同】経営難の中国不動産大手碧桂園が、一部の人民元建て債券に関して、債権者から3年間の返済期限延長の承認を得たことが12日、明らかになった。ロイター通信が関係者の話として報じた。

 ロイターによると、債権者が11日、人民元建て債券の108億元(約2200億円)分について償還延長に関する投票を実施。8本のうち6本が承認された。

 これまでも別の人民元建て債券で、返済期限を2026年まで延長する承認を債権者から取り付けていた。5日にはドル建て債券で延滞していた2250万ドル(約33億円)の利払いを実施したことが判明し、当面のデフォルト(債務不履行)危機は回避していた。

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