東寺の壁画の下図や"ふるさとのシンボル"など 世界文化遺産の襖絵など手掛ける浜田泰介さんの作品展始まる

12日、東寺の襖絵や壁画などを手がけた愛媛県宇和島市出身の画家・浜田泰介さんの作品展が松山市内のデパートで始まりました。

宇和島市出身の画家・浜田泰介さん。
世界文化遺産にも選ばれている醍醐寺や東寺の襖絵を手掛けるなど、幅広い分野で活躍しています。

松山三越で始まったこの作品展には、愛媛の山や植物などを描いた浜田さんの新作およそ50点が並んでいます。

東寺の壁画の下図となった抽象画「若き武士」。
白で表現された宇宙の中で武士の男性に女性が寄り添う様子が黒と赤の2色で描かれています。

また、冬の石鎚山を描いたこちらの作品は、雪の積もった山の上空に昇りゆく月を配置することで、自然界における静と動の対比を表現したということです。

(浜田泰介さん)
「ふるさとのシンボルと言えば石鎚。今までの青春や全てのものが山にかぶさっているのでそういう思いがあって大きい絵を描いた」

この作品展は、今月18日まで松山三越で開かれています。

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