漂流遺体は茨城の不明男性 台風13号、歯で身元特定

 福島海上保安部は12日、福島県いわき市沖で11日に漂流しているのが見つかった遺体の身元が、台風13号の大雨で行方不明になっていた茨城県日立市の40代男性と判明したと発表した。歯の記録で特定したといい、司法解剖して死因を調べる。

 福島海保によると、遺体は11日午前、いわき市の勿来漁港から東南東約12キロの沖合で発見された。着衣はなく、身元を示す所持品もなかった。

 男性は8日夜、勤務先に「車が水没し、仕事に行けない」と電話した後、連絡が取れなくなっていた。

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