X55は柔軟な電源オプションと統合されたソリューションを備えている。ペイロードは7.7kg、飛行時間はペイロードに応じて最大3時間。
モジュラー設計
用途に応じて、ハイブリッドモジュールとバッテリーモジュールを素早く簡単に交換できる。ハイブリッド・パワー・テクノロジーは、より長い航続距離、長い飛行時間、より少ないダウンタイム、ほぼ連続的なオペレーションを提供する。搭載されたジェネレーターがドローンの定常電力を生成。素早く燃料を補給することで、X55は再び動作する。
堅牢性
ハイブリッドモジュールが常に最適な状態で作動するよう、Arcsky独自の電力供給および制御システムが連動している。バックアップバッテリーは、飛行中の電源の冗長性を提供する。
ペイロードなしで3時間、1.3kgの検査カメラを搭載した場合は2時間、2.7kgのマッピングカメラを乗せた場合は1時間の飛行が可能だ。
バッテリーモジュール
重量物運搬用ドローンであるArcsky X55は、バッテリーモジュールオプションによって、クラストップレベルの長時間飛行を実現し、重いペイロードに対応するパワフルな選択肢を提供。調整可能なレールは様々なバッテリーパックに対応する。
バッテリーモジュール飛行時間
X55の機体
機体重量わずか8.1kgのX55は、このクラスで最も軽量なUAVの1つと言える。堅牢な推進システムにより、最大積載量でもダイナミックで操縦性の高い飛行を実現。
FAA規制に準拠してリモートIDを内蔵しており、操作用に設定されている。アクセサリ電源により、一般的な電圧で機体から直接ペイロードに電力を供給可能。補助通信ポートとしてサーボ、ジンバル、その他のアクセサリーを用意している。
ボトムマウントバッテリーオプションにより、マウント用に上部プラットフォームが解放される(ボトムマウントバッテリートレイは別売)。素早く簡単にコンパクトに折りたためるデザインとなっており、持ち運びも容易だ。
耐久性
X55は、以下のようなテストと反復の結果、完成しており、確かな堅牢性と信頼性を誇るとしている。
- 電気・環境試験:進入防止、最大電流、最大内部温度、寒冷・高温試験
- ジェネレーター試験:高負荷および耐久試験、最適な応答性と効率を得るためのチューニング
- 構造試験:フレーム、アーム、ランディングギアの定格仕様を超える徹底的な試験
また、モジュラー設計哲学は、X55が新しい電源やアクセサリーのよって陳腐化しないことを意味するという。
簡単な持ち運び
X55は、ケースから出してフライト準備完了まで3分以内でセットアップ可能で、その際、工具も不要だ。
X55の輸送ケースは、折りたたんだX55ドローンと空のバッテリーモジュールトレイを収納可能(バッテリーは別途輸送)。ハイブリッドモジュール用輸送ケースは、ハイブリッドモジュールにフィットし、分解や追加の手順は不要。
オールインワンコントローラー
Herelinkは、コントローラー、地上局、ワイヤレスデジタル伝送システムを統合したもので、最大20kmの通信距離を持ち、フライトを自動化するためのミッションプランニングソフトウェアが付属している。
付属品
- RTK GPSモジュール:センチメートルレベルの測位精度
- Arcsky X55レンジファインダー:正確な地形追従、最大100mまで測距可能
- FPVカメラ:高解像度ライブビデオをコントローラーへ送る