児童が防災クイズで「身を守る方法」学ぶ 静岡・掛川市立日坂小学校

災害時に自分の命を自分で守るための力を育てようと、静岡・掛川市の小学校で各学年に合わせた防災学習が行われました。

掛川市立日坂小学校で行われたこの防災学習会は、毎年、9月の防災月間に開催されているものです。講師は県西部地域局の職員が行い、各学年ごとに合った防災学習が行われました。

3年生のクラスでは…

(県西部地域局危機管理課 相羽佑一 主査)

「これは何でしょうか?」

(児童)「たぶん地震 震度」

(県西部地域局危機管理課 相羽佑一 主査)

「そう震度です」

3年生は、地震からの身の守り方や、防災をテーマにしたクイズで防災知識を学びます。

(県西部地域局危機管理課 相羽佑一 主査)

「大きな地震のときに家に食べ物や水は何日分くらいあるといいでしょうか? 」「正解は7日分くらい備えてと県ではお願いしている、無理ならば3日間はあるといいです」「(物資が)届かないかもしれない、みんなを一生懸命に助けようとしても」

一方、1年の教室では…

Q:地震のときは?

(児童)「ダック」

1年生は、災害が発生した時に、どのような姿勢で身を守るべきかを学んでいました。

低学年の児童でも分かりやすいように、動物のイラストを見てポーズをまねすることで、地震や津波、火事の時どう行動したらいいかを学んでいました。

また高学年の5年生は、タブレットを使い、県の公式防災アプリで自分たちの住む地域のハザードマップの確認や、浸水や土砂災害の危険度を示す、気象庁のキキクルの利用方法を調べるなど、各学年にあった内容で防災力を高めていました。

(3年生の児童)

「地震は危険だなと思った、おじいちゃんたちにも危険だよと教えたあげたい」

(5年生の児童)

「家の備えが大切だと思った、家具の固定をしないと落ちてくる、寝る場所も気を付けないといけない」

(県西部地域局危機管理課 相羽佑一 主査)

「1年生は自分の命を守ること、これができれば十分」

「3年生は普段気が付かない危険に気付いてほしい」

「5年生は自分のことだけでなく、家族や地域の危険など、広い視野で危険や備えについて考えてほしい」

県西部地域局の担当者は、繰り返し防災について学ぶことで自分の命を守る力を身に着け、次に家族や地域の力になってほしいと話していました。

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