「服を着たアスリートは盗撮にならないと…」逮捕の男性(56)に罰金30万円の略式命令 押収動画3000本 広島簡裁

広島市で行われた陸上競技大会で、女子高校生の下半身を拡大して撮影したとして逮捕・略式起訴された男性について、広島簡裁は男性に罰金30万円の略式命令を出しました。

広島県迷惑防止条例違反(卑わいな言動)の罪で罰金30万円の略式命令を受けたのは、鹿児島市の会社員の男性(56)です。

8日、広島区検が男性を略式起訴し、広島簡裁が罰金30万円の略式命令を出したということです。

警察によりますと、男性はことし5月、広島市西区であった高校生の陸上競技大会で、客席から4回にわたり女子生徒3人にデジタルカメラを向けて、下半身を殊更に拡大して撮影した疑いで8月23日に逮捕されていました。

男性は調べに対して容疑を認めたうえで、「スカートの中などを撮影したら盗撮だが、服を着たアスリートは盗撮にならないと自分に言い聞かせていた」などと話していたということです。

男性の自宅から押収したハードディスクなどからは、九州や中国地方などの陸上競技大会で撮影したとみられる3000本以上の動画が見つかっているということで、スマートフォンからは大会の開催日程などを調べた形跡も見つかっているということです。

動画は主に中高生を撮影したもので、警察は、動画が販売されたり他人と共有されたりした形跡はないとしています。

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