
北海道と本州を結ぶ青函トンネルの歴史や技術を紹介する「青函トンネル記念館」(青森県外ケ浜町)で、見学者が地下の坑道に向かうために乗るケーブルカー「もぐら号」の台車に亀裂が見つかったことが12日、分かった。8月の点検時には確認できなかったという。原因は不明。今期は11月まで運行予定だったが、年内は運休する。
もぐら号は、地上の記念館駅から約7分かけて海面下約140mまで見学者を運ぶ。地下では実際に坑道を歩く体験をしたり、トンネル工事に使われた機材の展示を見たりできる。
記念館によると、異常音がしたため今月11日に点検したところ、車輪近くの鉄製の台車に約10cmの亀裂が見つかった。