濡れた傘をそのまま畳んで放置するとどうなる?4つの悪影響と乾燥させる方法

濡れた傘をそのまま畳んで放置するとどうなるの?

雨の日に傘を使用して外を歩き、濡れた傘をたたんで玄関に持ち込むことは、よくあることです。しかし、雨水が付着したままの傘をたたんで、そのまま放置してしまうのはNG!傘にどのような悪影響が出てしまうのかを、知っておきましょう。

濡れた傘をたたんで放置したら発生する4つの悪影響

濡れた傘をたたんで放置してしまうと、以下のような悪影響が発生しやすいです。

1.傘にカビが発生しやすくなる

雨水には、以下のものが含まれています。

  • ちり
  • ほこり
  • 細菌など

傘を閉じて水分を閉じ込めてしまうことで、傘の布部分に上記のものが付着したままになってしまいます。それを封じ込めることで、傘の表面の湿度が増し、傘にカビが発生しやすくなるのです。

カビが発生してしまうと、除去するのが非常に難しく、最悪の場合傘を買い換えなければならなくなってしまうので注意しましょう。

2.生乾き臭がしやすい

傘に雨水が着いたままの状態でたたんで放置することで、水分が蒸発しにくく水分の周辺で細菌が繁殖し始めます。その結果、傘から生乾き臭が発生してしまうのです。傘を閉じっぱなしにしているときはもちろん、傘を使おうとしていざ開いてみたらムワッと生乾き臭が広がってしまうかも!

3.骨組みがサビつく

雨が傘に付着したままの状態で傘を閉じてしまうと、傘の内側まで雨水が入ってしまいます。傘の内側に水分が入り込んでそれを放置することで、傘の骨組みがサビついてしまう恐れがあります。

傘の骨組みがサビついてしまうと、サビを除去するのが難しく、傘の劣化を速めてしまいます。傘の骨はパーツ売りされておらず、気軽に交換できる部分ではありません。

4.玄関が臭くなる

傘に付着した雨を放置すると、生乾き臭が発生することは、先ほども触れました。傘の生乾き臭を放置してしまうと、周囲に生乾き臭が漏れ出してしまい、玄関全体が臭くなってしまう恐れがあります。

靴やカッパのケアを十分にしているにもかかわらず生乾き臭が玄関にこもっているというときは、傘の雨水を除去したかをチェックしてみてください。

濡れた傘を乾燥させる方法

濡れた傘を乾燥させる方法は、以下のものがあります。

  • 傘に付着している余分な水分を、タオルなどで拭き取る
  • 傘の内側に侵入した水分も、タオルでしっかりと拭き取る
  • 紫外線の当たらない日陰で、風通しのよい場所に傘を広げて乾燥させる

干す場所が確保できないときは、浴室で乾燥機をかけ、傘を広げて乾燥させる方法がおすすめです。直射日光が当たる場所で傘を干してしまったら、紫外線の影響を受けて傘が劣化してしまいます。早く乾くからといって直射日光の元で傘を乾かすのは、絶対NG!

まとめ

濡れた傘をたたんでそのまま放置してしまうと、思いがけないデメリットが発生してしまうことがあります。においの発生や傘の劣化を防ぐためにも、傘を使った後は適切な方法で水分を除去しましょう。

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