宝田&籾木のリンシェーピング、アーセナルがラウンド1で敗退…フランクフルトらが次ステージへ《UWCL》

[写真:Getty Images]

UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)のラウンド1が6日と9日に開催され、優勝経験のあるフランクフルトなどがラウンド2へ進出。同じく優勝経験のあるアーセナルは敗退となった。

3から4チームによるミニトーナメントで争われるラウンド1は、チャンピオンパスルートとリーグパスルート併せて15個の山が組まれた。

なでしこジャパンのDF宝田沙織とMF籾木結花を擁し、5季ぶりのUWCLに臨んだリンシェーピングFC(スウェーデン3位)は、リーグパスルートのグループ3に入り、6日にはアーセナル(イングランド3位)と対戦。相手にPK失敗にも助けられ、前半こそゴールレスで折り返したが、後半に3失点を喫して3位決定戦に回った。

9日に行われた3位決定戦ではパリFC(フランス3位)に敗れたFCクリフバス(ウクライナ2位)と対戦。籾木も1ゴールをマークし、3-0で勝利を収めて大会を終えた。

一方、アーセナルはスウェーデン女子代表DFアマンダ・イレステット、カナダ女子代表FWクロエ・ラカス、イングランド女子代表FWアレッシア・ルッソと、新加入選手がリンシェーピング戦で早速スタメンでデビュー。だが、9日のパリFCでは苦戦を強いられた。

2点を先行されながら後半アディショナルタイムに追い付き、延長戦に突入すると、ここでもリードを奪われ、ルッソのゴールで追い付く展開に。PK戦までもつれた一戦は、2-4でパリFCが勝利。アーセナルは過去出場した15回では全てグループステージを突破していたが、16回目にして初めてラウンド1で姿を消すこととなった。

その他では1.FFCフランクフルト時代に4度の優勝を誇るアイントラハト・フランクフルト(ドイツ3位)がユベントス(イタリア2位)をPK戦の末に下し、ラウンド2へ進出している。

ラウンド2からは南萌華と熊谷紗希の所属するローマ(イタリア1位)や、東洋大学から門脇真依を獲得したローゼンゴード(スウェーデン1位)などがチャンピオンパスルートに、宮澤ひなたの加入したマンチェスター・ユナイテッド(イングランド2位)などがリーグパスルートに登場する。

ラウンド2は2チームによるホーム&アウェイ方式で、10月10日/11日に1stレグ、10月18日/19日に2ndレグを開催。組み合わせ抽選は9月15日に行われる。

◆ラウンド2進出チーム

チャンピオンパスルート

オリンピア・クルージュ(ルーマニア)

ヴォルスクラ(ウクライナ)

アポロン(キプロス)

スパルタク・スボティツァ(セルビア)

SKブラン(ノルウェー)

ベンフィカ(ポルトガル)

バルール(アイスランド)

グラスゴー・シティ(スコットランド)

ザンクト・ペルテン(オーストリア)

アヤックス(オランダ)

FCチューリッヒ(スイス)

スラヴィア・プラハ(チェコ)※

ローゼンゴード(スウェーデン)※

ローマ(イタリア)※

リーグパスルート

トゥベンテ(オランダ)

フランクフルト(ドイツ)

パリFC(フランス)

ヴォレレンガ(ノルウェー)

ヴォルフスブルク(ドイツ)※

パリ・サンジェルマン(フランス)※

レアル・マドリー(スペイン)※

スパルタ・プラハ(チェコ)※

ヘッケン(スウェーデン)※

マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)※

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