パナ、全固体電池の実用化へ 20年代後半、ドローン向け

 パナソニックホールディングス(HD)は12日、ドローン向けに開発中の全固体電池を2020年代後半に実用化する方針を明らかにした。現状利用されているリチウムイオン電池では電池容量の8割の充電に1時間程度かかるが、全固体電池では約3分でできるという。

 パナソニックHDが報道陣や顧客向けに開催した技術展示会で概要を説明した。小川立夫最高技術責任者(CTO)は「(ドローンに適した)高速で(電気を)入出力できる特長を生かした」と話した。

 全固体電池は固体の電解質を使う次世代電池で、液体の電解質を使うリチウムイオン電池よりもエネルギー密度が高い。

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