今までずっとありがとう…1977~88年登場の通勤型車両「2031編成」10月5日で引退へ 西武鉄道がイベント

10月5日で引退する西武鉄道の「2031編成」(西武鉄道提供)

 西武鉄道(本社・所沢市)が運行している旧2000系最後の6両編成「2031編成」が、10月5日で引退する。同社は所沢市の小手指車両基地などでイベントを開催し、別れを惜しむ。

 2000系は同社で初めての両開き4ドア車編成の通勤型車両として1977年、新宿線に導入された。近年は老朽化のため廃車が進んでいる。中でも77~88年に登場した旧2000系車両は、2031編成のほかに2両編成の3編成が残るのみとなっている。

 旧2000系のみで編成される電車の運行は、10月5日の2031編成の引退によって最後になるという。

 引退イベントのうち、10月4日に所沢市の小手指車両基地で開かれる「ありがとう2031編成撮影会」は、2031編成のほかに「西武鉄道創立110周年記念トレイン」の2069編成、西武秩父線で運行されている4000系が集結。集合場所の西武球場前駅から同基地まで行き、電車を撮影する。チケットは9月26日から販売する。

 2031編成の引退関連のイベントは他に「新宿線の黄色い電車を撮影しよう」と「さようなら2031編成ラストラン乗車ツアーto横瀬車両基地」が予定されている(いずれも申し込みは終了)。

 問い合わせは、西武鉄道お客さまセンター(電話04.2996.2888)へ。

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