北上市本通りのさくら野百貨店北上店は、第三セクター北上都心開発（八重樫守民社長）が事業承継し、「TM（ツインモール）さくら野」として再出発した。移行後初の催事として、13日から京都展を開催。営業を継続しながら10月以降、テナントの入れ替えやオフィスゾーン拡張に着手し、来年秋ごろの完了を見込む。
都心開発が運営するツインモールプラザの核テナントだった北上店は、さくら野百貨店（青森市）が今年3月に中途解約を申し出た。存続に向けて8月末に北上店を分社化した「いわて北上リテールマネジメント」の全株式を都心開発が取得。子会社として営業継続している。
事業承継に伴い京都展を含む誕生祭を13～19日に企画した。12日に岩手日報社北上支局を訪問した京都市東山区宮川町の舞妓（まいこ）ふく凪（なぎ）さんは「開幕当日は皆さんの前で日本舞踊も披露する。京都の雰囲気を感じてほしい」と期待。共に訪れた久々（くぐ）智子さんらと老舗や人気店が秋の味覚を出品する催事をPRした。
