有田町は観光名所2カ所に、人気アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターをデザインしたマンホールのふたを設置する。バンダイナムコグループが全国の自治体と協力して展開する企画で、佐賀県内では初登場。県内各所にある他のアニメやゲームのマンホールのふたと同様、新たな観光の呼び水になりそうだ。
設置場所はトンバイ塀通りの辻精磁社横(同町上幸平)と、泉山磁石場の展望所(同町泉山)。直径60センチの鋳鉄製のふたに、それぞれの場所と「モビルスーツ」と呼ばれるロボットが描かれている。12日、泉山磁石場に設置され、トンバイ塀通りには22日までに取り付ける。
同企画は、広い世代に人気のガンダムを活性化に生かしてもらおうと参加を募り、2024年度末までに29自治体に設置する。九州では有田町と鹿児島県出水市の2市町。自らもガンダムファンという松尾佳昭町長(49)は「有田焼と縁遠かった人でも観光に訪れるきっかけになれば」と期待を寄せる。(青木宏文)