広島カープ 2年目・田村俊介 プロ初ヒット&堂林翔太 初の4番… “鬼門” の神宮・ヤクルト戦(9月12日)

12日から7連戦に挑む広島カープ。ここまで5連敗中の “鬼門”・神宮球場に乗り込み、5位・ヤクルトと対戦しました。

今シーズン、ここまでまだ一度しか勝てていない神宮で行われたヤクルトとのカード初戦。そのジンクスを破るべく、14年目の 堂林翔太 が、プロ入り初の4番に座り、2年目の 田村俊介 が、プロ入り初のスタメンに抜てきされます。

先に試合を動かしたのは、カープでした。2回、1アウトから5番・坂倉将吾 が、この一振り。スライダーをとらえた打球はライトスタンドへ。坂倉のおよそ1か月ぶりの第12号ホームランで幸先よく先制します。

一方、投げては先発の 玉村昇悟 が、3回に正念場を迎えます。先頭打者へのデッドボールをきっかけに同点に追いつかれた直後、4番・村上にソロホームランを打たれ、さらに失点。勝ち越しを許します。

結局、玉村は、4回を投げて8本のヒットを浴びながら2失点と、粘りの投球を見せますが、この回で交代。マウンドを後続に託します。

追いつきたい打線は5回、先頭バッターで打席に立つのは、1軍初スタメンの高卒2年目・田村。初球をとらえた打球はセンター前へ。これが、待望のプロ初ヒット。期待の若鯉の一打で反撃への口火を切ったかと思いましたが、その後、打線はつながらず、なかなか得点を奪うことができません。

一方、投手では2番手で登板したルーキー・益田武尚 が、イニングをまたぎながら無失点に抑えるなど、リリーフ陣が踏ん張り、1点差のままヤクルトを追います。

そして迎えた9回の攻撃。先頭の2番・野間峻祥 がこの日、初ヒット。さらにプロ初の4番起用・堂林もこの日、2本目のヒットで続きます。これで1アウト・ランナー3塁・1塁と同点のチャンス。

打席には、最初の打席でホームランを放っている坂倉。しかし、最後はダブルプレーに打ち取られ、ゲームセット。カープは、これで神宮で無念の6連敗。しかし、3位のDeNAも敗れたため、3位とのゲーム差は3のままとなっています。

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