クラブでも代表でも好調ベリンガム、躍動も謙遜「全部周りのおかげ」

[写真:Getty Images]

イングランド代表MFジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)が充実のコメントを残した。『ユーロ・スポーツ』が伝えた。

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イングランドは12日、国際親善試合でスコットランド代表とグラスゴーのハムデン・パークで対戦し、3-1の勝利を収めた。

直近の欧州選手権(ユーロ)2024予選ではウクライナ代表と1-1のドローに終わったイングランド。この日は[4-3-3]ではなく、[4-2-3-1]でスタートし、ベリンガムは2列目で自由を与えられた。

32分にはボックス手前からの縦パスで先制点に絡み、3分後には相手のクリアミスに反応して自らもゴール。冷静に右足で流し込んだ。

チームが後半に1点を返され、敵地のボルテージも高まる中で、81分にはハリー・ケイン(バイエルン)への完璧なラストパスで勝利を約束する一発をお膳立て。全得点に絡む活躍を見せた。

殊勲の背番号「10」はウクライナ戦の結果を糧に、熱量高く試合に臨んでいたとコメント。「ウクライナ戦でのプレーには満足できていなかったので、今夜はベストの状態に戻ろうというモチベーションがあったし、それに近かったと思う」と、自身を評した。

また、この試合はスコットランドサッカー協会の設立150周年を祝う、“フットボール史上初の国際試合”の再現カードとしても注目を集めたが、「(今日は)単なる親善試合以上のものだったから、ファンが自慢できたりするように、イングランドのファンには満足して帰ってもらいたかったんだ」と、意識していたことを明かした。

今オフに移籍した新天地でも4戦5発と好調を維持するベリンガムは、「全部周りのおかげ」と謙遜。チームメイトやスタッフなど、周囲への感謝を言葉にしつつ、これまでよりも高い位置で起用される自身のポジションについても言葉を残している。

「全部周りのおかげだよ。だから僕はピッチのあちこちに顔を出して、ビルドアップを助けたり、チャンスを作ったり、ボックス内に入ってフィニッシュに絡むことができるし、すべてうまくやれている。でもまだもっとうまくできると思うし、それを皆さんに証明したいと思っている」

「今日はそれ(トップ下)に近いものだったと思うけど、システム次第かな。(このポジションに)対応できる優秀な選手が多いから、(常にぼくがっていうのは)難しいよね。だから、ぼくのことを中心に(チームを)構築するべきだとは思わないかな」

「常に優先されるべきはチームだから、ぼくは監督の要求に対し、全力を尽くすよ。今夜は週末(ウクライナ戦)よりもちょっとよかっただけで、どちらがってことはないね。あのポジションでプレーするのも本当に楽しかったよ」

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