「押している鍵盤と違う音」四国最大規模のパイプオルガンで演奏会

鍵盤楽器の音色を聞き比べるコンサートが愛媛県松山市内の大学で開かれ、地域の子どもたちがそれぞれの楽器の持つ魅力に触れました。

松山市の聖カタリナ大学で開かれたこのコンサートは、松山市文化・スポーツ振興財団などが去年から続けているもので、今年は北条地域の小学生およそ300人が招かれました。

コンサートでは、ピアニストで短期大学部の非常勤講師の大澤宣晃さんがピアノで優しい音色を披露した後、四国最大規模とされるパイプオルガンで、荘厳な音色を響かせました。

子どもたちは、音域の広い鍵盤楽器が昔から作曲に不可欠だったことや、パイプオルガンはレバーの操作で同じ鍵盤でも違う音を出せることなど、それぞれの魅力を学びながらクラシックの名曲に聞き入っていました。

(児童)
「オルガンはとても大きな音が出たり、押している鍵盤と違う音が出たりできるのがすごいと思いました」
「オルガンがあそこまで低い音を出せるのが驚きました」

10月に開かれる大学祭では、パイプオルガンの体験会も予定されています。

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