プールの水出しっ放しで賠償請求 川崎市に撤回求め、市民らが署名提出

損害賠償請求の撤回を求め、川崎市教育委員会に署名を提出した大前さん(左)ら=同市役所

 川崎市立稲田小学校(同市多摩区)で、5日間にわたりプールに水を出しっ放しにした男性教諭らに対する川崎市教育委員会の損害賠償請求を巡り、市民らが13日、市教委などに署名を提出し、撤回を求めた。

 提出したのは、市教職員連絡会事務局次長を務める大前博さん(73)と、横浜市立小学校の男性教諭(39)。大前さんらは8月20日から今月12日までオンラインで署名活動に取り組み、約3830人分の署名が集まった。「こうした賠償が常態化すれば教育活動はいよいよ萎縮してしまう」「現場に責任を押しつけている」といった意見も寄せられた。

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