「メンタルケアを求める」トッテナムで不発続きのリシャルリソン、代表戦では涙…辛い日々を明かす「僕のお金にしか興味のない人たちは離れていった」

[写真:Getty Images]

トッテナムのブラジル代表FWリシャルリソンが、メンタルケアを求めている。

【写真】ボリビア戦で交代後にベンチで涙するリシャルリソン

ブラジル代表として活動するリシャルリソン。2022年夏にはエバートンから加入し、大きな期待を寄せられるも、公式戦36試合で3ゴール4アシストという低調な結果に終わった。

今季はエースのイングランド代表FWハリー・ケインがバイエルンへと移籍。本来の輝きを取り戻す期待がある中、ここまでプレミアリーグ4試合全てに出場も無得点。EFLカップで1ゴールを記録するにとどまっている。

エバートン時代の活躍を見せられていないリシャルリソンだが、それには理由が。ブラジル『グローボ』で理由を明かした。

「フィールド上では、僕は幸せなチームプレーヤーであり、可能な限り手助けしようと努力している。時には物事が思い通りに進まないことがある。フィールド外のことで、少し邪魔になってしまったと思う」

「物事を正しくやりたいと思っていても、結局は間違った方向に進んでしまう。僕はクラブに集中し続ける。嵐は過ぎ去った」

「僕はフィールドから離れた最後の5カ月間、激動の時期を過ごしていた。今では物事は順調に進んでいる」

「僕のお金にしか興味のない人たちは、僕から離れていった。これからは物事が流れ始めるだろうし、僕はトッテナムで良い成績を収め、再び何かを起こせると確信している」

リシャルリソンはトッテナムで難しい時期を過ごした中、9月もブラジル代表としてプレー。8日に行われたボリビア代表戦では、交代後にベンチで泣いていた姿が捉えられ話題となっていた。

リシャルリソンは理由を語り「あの悲しい瞬間は、自分のプレーが悪かったからではない。悪い試合をしたわけでもなかった」とし、「むしろ、フィールドの外で起こっていたことに対する爆発であり、制御不能になった」とコメント。試合とは関係ないことだったという。

さらに、メンタルの問題を抱えており、イギリスに戻ってからはケアを受けてパフォーマンスを取り戻すつもりだと明かした。

「僕はイギリスに戻り、自分の心を整えるためにサイコロジスト(心理学者)にメンタルケアを求めるつもりだ。もっと強くなって戻りたいと思う」

「次の招集も参加できると信じているし、そのために頑張る。トッテナムで良いプレーをすることだ。今週彼らと話すつもりだ。良い走りをして、試合のリズムを掴んで、うまくここに戻ってくる必要がある」

フィールド外での問題で苦しんでいたというリシャルリソン。良いメンタルケアを受けて、輝きを取り戻すことができるだろうか。

© 株式会社シーソーゲーム