【ワシントン共同】米財務省が13日発表した8月の財政収支は892億5600万ドル（約13兆円）の黒字となった。前年同月は2195億9600万ドルの赤字。8月に黒字となるのは極めて異例で、バイデン政権が打ち出した学費ローン免除を連邦最高裁が無効と判断し、関連支出を取りやめた特殊事情が影響した。
歳入は前年同月比6.8％減の2831億3千万ドル。歳出は63.0％減の1938億7500万ドルだった。
バイデン政権は最大4300万人が対象となる1人当たり最大2万ドルの返済免除策を昨年公表。だが、連邦最高裁が今年、行政権を逸脱しているとして無効と判断した。
