飲酒運転している人の情報を…福井県警が通報制度 「居酒屋の客がいつも…」「出勤時に酒臭い」など

飲酒運転に関する情報提供を呼びかけるチラシ=9月13日、福井県警本部

 福井県警は9月13日までに、飲酒運転に関する情報提供をメールで受け付ける通報制度を県警ホームページ(HP)でスタートした。県警交通指導課は「県民の協力を得て飲酒運転ゼロを目指したい」としている。

 「飲酒運転ダメール」と銘打ち、具体的な情報を求める。「○○市の△△という居酒屋に来る□代の男性客がいつも飲酒運転している。○色の車に乗っている」「○○会社の△△さんは、出勤してくるといつも酒臭い」―など。県警HPの入力フォームから送信する。メール(kotusido@police.pref.fukui.lg.jp)でも受け付ける。同様の通報制度は8道県で実施しているという。

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 「今から飲酒運転をしそう」「酒を飲みながら運転している」といった緊急性が高い場合は、110番を呼びかけている。

 県警が昨年実施した県民対象の治安意識調査で、約半数が飲酒運転やひき逃げなどの「悪質・危険な交通違反」に不安を感じているという結果が出た。今年8月末現在で、県内の飲酒運転による事故は11件(前年同期比6件増)、摘発数は99件(同30件増)となっている。

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